大学生Shota.のなるほどアウトプット~バイオ研究者への道~

生物学系研究者を目指す地方国立大生のブログ。学びや気付きのアウトプットをしていきます。

大の運動嫌いが初めてフルマラソン走ったら地獄だった

お久しぶりです。

 

半年もブログを放置してしまっておりました。

 

書かなきゃという意識はずっとあったのですが、目の前の忙しさにかまけてついつい後回しにしてここまで来てしまいました。

この半年の間アウトプットしなきゃいけないことは積もり積もっておりますので、また少しずつ記事にしていきたいと思います。

 

 

さて、今日は11月12日に人生初のフルマラソンに挑戦した話をしたいと思います。すでに1か月くらい経っちゃってますが(笑)

 

マラソン挑戦を決意したきっかけ

小さいころから運動嫌いで、外を走り回るより部屋の中で本を読んでるのが好きなタイプの男の子でしたから体力のなさは自覚していました。中学は書道部、高校は合唱部という生粋の文化系です。20代前半あたりが体力のピークであとは衰える一方なんて言いますが、「え?今が人生のピーク?低すぎん?このまま衰えたら40歳くらいで死ぬぞ???」とあるときふと思ったわけです。研究は体力勝負といいますし、どんな仕事に就くとしても体が資本なのでこのままじゃまずいと思いチビチビとランニングを始めました。

 

ところが、このブログの更新頻度を見れば一目瞭然、僕はスーパー意志薄弱マンなのでランニングが続くはずもなく...そこでマラソン大会にエントリーしてしまい強制的に走らなきゃいけない状況に自分を置いたわけです。

 

2017年の目標としてフルマラソン完走を掲げ、少しずつ走れる距離を伸ばしながらトレーニングをしてきました。

 

shota-output.hatenablog.com

 

 

トレーニングは下記の本を参考に週3回程度、3~10kmを1km7分ほどのペースで走るという感じでした。直前期の9月下旬からは1回8km以上、最大21kmまでは走れるようになりました。この本は目標タイムごとに少しずつ走力をつけながらステップアップできるトレーニングメニューが紹介されていて、まったくの初心者からある程度走れる人までおすすめですよ('ω')ノ

 

ゼロから始めるフルマラソンの本 (趣味の教科書)

ゼロから始めるフルマラソンの本 (趣味の教科書)

 

 

 

 目標としては今回初めてなので第一目標を「とりあえず完走」、第二目標を「7分/kmのペースを目安に5時間15分くらいでフィニッシュ」としていました。僕がエントリーしたおかやまマラソン2017の制限時間は6時間で、コース途中の関門を指定された時刻に通過できなければそこで失格となりレースを続けることはできません。制限時間内に完走できるかが(僕にとっては)勝負です。

 

いよいよ迎えたマラソン当日!

11月12日(日)、ついにの当日を迎えました。おかやまマラソンは岡山県岡山市で行われ、ファンラン(5.6 km)とフルマラソン(42.195 km)合わせて1万6000人ほどが参加しました。

 

早朝から会場周辺は人でごったがえしており、混雑すると聞いていたトイレも想像以上に込んでいて、トイレ待ちでスタートまでの時間をほとんど消費してしまいストレッチが十分行えませんでした(泣)もうこの辺りは経験ですね...

 

そんなこんなで不安を抱えつつもとうとうスタートの時刻がやってきました!

 

 

号砲が鳴って、おかやまマラソンスタート!!!

 

といっても僕は一番後ろのブロックからのスタートなのでスタートラインにたどり着くまでに10分くらい待ちました。

 

 

 

そんなこんなで42.195 kmの旅が始まります。

 

 

~10 km

まあ、まだまだ余裕です。人が多くて団子状態なので自分の思うようなペースでは走れません。オーバーペースにならないようにだけ注意しながら淡々と走りました。

 

 

 

~15 km

早くも足に異変が...(早くね??)

右足首が痛み出したのです。 

肺や筋肉は大丈夫なのですが...そういえば練習のときも十数キロ走ったところで右足首が痛くなったことが2度ほどあり、以来足首の痛みを防ぐ筋トレやストレッチを毎日していましたが...朝のストレッチ不足が響いたか...まだ1/3だぞ。

ここでリタイアするわけにもいかないので、痛みに耐えつつペースは維持して中間地点にたどり着きました

ハーフマラソンの距離までしか走ったことがなかったのでここからは未知の領域です。

 

 

 

~25 km

いつの間にか足首の痛みが消えていました。

 

いける!やったるで!完走や!

 

この先に待ち受ける地獄をこのときの僕はまだ知りません...

 

 

 

 

 

~35 km

 

生き地獄へようこそ

 

 

30 kmを過ぎてからが本当のマラソンなんて言いますが、30 kmを過ぎてからのしんどさは想像以上でした。

まず、

 

 

足首痛ぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!

 

 

そして

脚が前に出ねぇぇぇぇぇぇ!!!!!!

 

どんなに一生懸命腕を振っても体が全くついてこず、1 kmが急に果てしなく長く感じるようになりました。痛いのもしんどいのも気のせい気のせいと自分に言い聞かせつつ、もう5 kmくらい走ったかなと思って表示板をみたら1 kmしか進んでいないという時間が本当に長かったです。正直調子に乗ってフルマラソンにエントリーした自分を呪いました。なんでハーフくらいにしとかんかったんや...

 

 

そして関門通過の制限時間が刻一刻と近づいてきます。きついのはほかの人も同じ。気づくと自分の周りでは歩いている人が多数派、走っている人が少数派になっていました。こりゃ無理そうだ、という諦めムードが広がります。

 

 

このとき僕のペースは10分/kmにまで落ちていました。歩いてるんだか走ってるんだかわかりません。次の37 km地点の関門までは8分/kmのペースで走らないと間に合いませんが、どんなに頑張ってもペースが上がりません。

 

でもそこで何かが吹っ切れました。ここで諦めたら「やっぱり僕は運動はできない」とコンプレックスばかり強まって終わりです。体育の時間にどれほど恥をかいてきたことか。

積年の怨み、ここで晴らさばいつ晴らす

 

 

 

 

 

 

 

本当に不思議なのですが、そんなことを考えていたらいつの間にか37 kmの関門を時間内に通過できていました!!怒りのエネルギーってすごいですね(;^ω^)

ここまで来たらあと5 kmです。

 

「いける!」

 

そう思うと不思議なほど脚が軽くなり、残り3 km、2 kmとあっという間にあっという間に過ぎていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてついに...

 

 

 

 

 

ゴール!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

どうにかこうにか42.195 kmを走りきることが出来ました!

 

 

 

所要時間 5時間50分

 

制限時間6時間なんでいかにギリギリかお分かりと思います。

遅すぎて逆にすごい(笑)

 

 

 

 

 

 

完走したらえも言われぬ達成感に包まれるんだろうなと勝手に思っていましたが、実際には

 

しんどすぎ!!!!!

脚痛すぎ!!!!!

二度と走るかこんなもん!!!!!

だいいち42.195 kmなんざ人間が走る距離じゃねぇよ!!!!!車で行けよ!!!!!

 

 

マラソンなんて競技を作った人に対するありとあらゆる罵詈雑言が脳裏に浮かびました(笑)

 

 

まあとにかく、フルマラソン完走という今年の目標が達成できたので、心置きなく年を越せそうです。

 

 

 

その後

完走からしばらく経ち冷静に振り返ってみても、またマラソンを走りたいという気持ちはあまりなれません。走るなら足首が痛くならないよう、ランニングフォームを指導してもらったり整体で体の歪みを矯正するなど根本から手を入れないと無理です。

 

寒くなって来ましたし、ランニングが億劫なことにも変わりありませんが、走ること自体は出来る範囲で続けていこうと思います。

 

 

とにかく今回は自分の限界と向き合うとてもいい経験ができたと思います。後悔は全くしていません。自分の苦手な分野で一つ他人に自慢できる(?)成果を出せたことは自信になりました。

 

 

フルマラソンへの挑戦は間違いなく貴重な経験になりますよ!ただし、走るならきちんとトレーニングを積みましょう。くれぐれもノリだけで走ったりなんかはしないように(ーー;)

総研大という選択肢ー国立遺伝学研究所 大学院一日体験会に参加しました

 

2017年5月20日、静岡県三島市にある国立遺伝学研究所の大学院一日体験会に参加しました。

 

 

2周間以上前の話やんどんだけ遅筆やねん

 

 

 

遺伝研とは?総研大とは?

国立遺伝学研究所(以降、遺伝研)は、遺伝学の最先端研究を行う研究機関であり、同時に総合研究大学院大学(以降、総研大)遺伝学専攻として大学院教育を行う教育機関でもあります。

 

総研大という名前に聞き馴染みの無い方も多いと思います。総研大は簡単にいうと、研究所で大学院教育を行う国立大学院大学です。各研究分野において全国の大学が共同で利用できる大学共同利用機関という研究所をベースに、そこで院生の教育も行い、優れた研究者を育てようというコンセプトです。遺伝研は大学共同利用機関の一部で、他には基礎生物学研究所国立天文台国立民族学博物館など多岐にわたる分野の研究機関が総研大に含まれます。

 

遺伝研は歴史ある研究所で、設立は1949年に遡ります。1960年代から70には遺伝研の木村資生が中立進化説を提唱し世界の遺伝学、進化学に大きな影響を与えました。現在では、中立進化説はダーウィン進化論と双璧をなす進化理論と考えられています。現在も世界最先端の遺伝学研究所が行われています。

 

 

遺伝研の大学院教育

遺伝研は総研大の遺伝学専攻として、5年一貫の博士課程と3年間の博士後期課程で大学院生の教育を行なっています。ここで注意しておきたいのが、博士号取得を前提としているということです。これは基礎生物学研究所など他の総研大所属研究機関にも言えます。要するに、修士号を取ったら就職しようという人には全く向きません。逆に、博士号を取得し本気で研究者の道を目指す学生にはこの上ない環境といえます。

 

基本は研究所なので、一般的な学部とセットになっている大学院と異なり学生の数は少ないです。逆に言えば学生一人当たりの教員数は多く、遺伝研では1.4人となっています。入学当初から一流の研究者と密に接し、揉まれながら学ぶことができます。また、講義やセミナーは全て英語で行われ、卒業後に海外の研究機関に進む人も多いそうです。ある先生は「理研にいた頃より英語を使う。先生側も大変」とおっしゃっていました。

 

 

興味のある分野が定まった⁈

遺伝研の先生とお話するうち、すごいことがわかりました。別々の研究機関に所属する、面白いなと思っている3人の先生が皆同じ留学先だったのです。つまりルーツを同じくする先生方ということです。そして遺伝研の先生にこう言われました。「君の興味は漠然としているようだが、案外ピンポイントなのかもしれない。」

 

そのピンポイントとは、「新規形質の獲得」。言いかえると、生き物は新しい特徴をどのようにして獲得するのかということです。そしてそれは現在の進化学のメインストリームの一つを捉えているそうです。

 

 

 

というわけで漠然としていた進化学に対する興味が随分整理され、静岡まで足を伸ばした甲斐があったなと思います。事前申し込みで交通費片道分を補助していただける制度が非常に助かりました。

 

 

 

iPS細胞生誕の地!奈良先端大のオープンキャンパスに行ってきました

ちょっと記事にするのが遅くなりましたが、2017年5月13日、奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科のオープンキャンパスに参加しました。

 

 

奈良先端大ってどんなところ?

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奈良先端科学技術大学院大学学部を持たない国立の大学院大学です。つまり、大学の一般的な構成は学部+大学院となっていますが奈良先端大は大学院のみで構成されています。そのため、学生はみんな他大学の学部出身者で、大学院進学の際に奈良先端大を受験して入学します。

 

情報科学研究科、バイオサイエンス研究科、物質創成科学研究科からなり、これからの科学で最も重要となる情報、バイオ、物質を中心に研究しています。来年度(平成30年度)からは異分野融合を加速するため、3研究科をひとつにまとめた1研究科体制に生まれ変わります。

 

明確な目標と志強い興味と意欲があれば、過去は問わないというのがアドミッション・ポリシー。どんな大学のどんな学部からでも、あるいはもう一度学び直したいという社会人でも、バックグラウンドは関係なく受け入れるという方針になっています。

 

 他大学から学生に来てもらわないと成り立たないため、学生への支援は手厚い印象があります。一番いいなと思ったのは月約1万円で住める学生寮があること!学生数の6割と戸数も多いです。

 

 

奈良先端大に集まるのはどんな学生か

僕はてっきり京大や阪大の秀才たちが奈良先端大に来ているのかと思っていました。しかし、学生さんに話を伺うと幾分事情が違っていました。結構多いのは近畿圏の私大の理系学生が、私大で大学院に進むと学費が高いので、奈良先端大に進学するパターン。他には、公立大からより高いレベルの大学院を求めて奈良先端大に進学するパターンも。

 

国立大学を目指していたものの大学受験で失敗して私大や公立大になった人は僕の知り合いにも結構います。そういう人にとって奈良先端大は最終学歴を国立大にするチャンスですし、内部進学の受験秀才と戦わなくていいぶん阪大や京大の院を目指すよりやりやすいのではないかと思います。

 

また、奈良先端大に来る人がみんな博士号取得を目指すような研究ガチ勢ばかりかというと全然そんなことはありません。約9割の人が修士までで就職しますし、博士号まで取った人も約半数は就職するということでした。就職率も100%に近く、就職に強い大学院という印象を受けました。

 

 

奈良先端大の研究

教員一人あたりの研究経費は日本トップクラスで、潤沢な資金の元その名の通り最先端の研究がなされています。異分野融合を大切にしていて、その流れは1研究科への再編でますます強まると予想されます。

 

以下バイオサイエンス研究科の話になります。

 

 バイオサイエンス研究科は植物科学メディカル生物学統合システム生物学の3部門で構成されており、植物、動物、微生物を主な材料とした研究が行われています。注意点として、生態学などのフィールドワーク系はありません。そして、なんといってもiPS細胞生誕の地というロマンがあります。

 

資金の多さと程よく田舎な土地柄のせいか、どこか牧歌的な雰囲気があり、すぐに役立つわけではない基礎的な研究ものびのびとやっている印象を受けました。だからこそ、絶対うまくいくわけないと誰もが思った山中先生のiPS細胞の研究にもお金を出し、その結果iPS細胞がこの奈良先端大で生まれたのでしょう。成果が出るかはわからない、何に役立つかはわからない。そんな研究でもビジョンと意欲があればチャンスを与える。そういった懐の深さが奈良先端大にはあるように感じました。

 

 

 

地方国公立大や私大の理系にとって、大学院での一つのチャレンジとして、奈良先端大への進学という選択肢はなかなか悪くないなと思います。旧帝クラスの大学に行けなくてもトップクラスの研究環境へのチャンスは開けているという事実にとても勇気づけられました。

 

 

 

 

神がかった大学3年生を送るための究極の時間術 樺沢紫苑『神・時間術』レビュー

充実したキャンパスライフ

 

 

 

効率的な勉強ぶり

 

 

 

どうも、意識高い系大学生です(キリッ

 

 

 

 

とはいかないままに、前途多難な大学3年生のスタートを切りました。

僕の所属するコースでは、3年生はひたすら学生実験をします。とくに4月の最初の2週間で行う実験は、毎年日付が変わる頃までかかる人がいて、洗礼として恒例になっています。僕も日付こそまたぎませんでしたが夜10時半や11時半の帰宅を経験しました。そんな実験が週4回あるのです。5月からは7時くらいには帰れるようになるらしいですが...

 

そんな中、違う大学の大学院への進学を考えている僕は、そちらに向けた勉強や情報収集もしていかなければなりません。今年度中にフルマラソンを完走するという目標もぜひ達成したいですし、部活もこれまで通り頑張りたい。授業もどんどん専門性が増していくので、予復習をしなければ置いて行かれますし、成績が悪いと4年制で希望の研究室に分属できない可能性が高まります。

 

とにかく忙しい。時間がない。どうしたら勉強時間を確保しつつ、院活を全力でやった上で、部活や趣味を楽しむことができるのか。

 

 

その答えがこの本の中にあります。

 

 

精神科医・樺沢紫苑の『神・時間術』

YouTubeメールマガジンで精神医学や心理学の情報を毎日発信しており、ベストセラー作家でもある筆者。

 

・毎日午前中に執筆し年3冊出版

・メルマガ、YouTubeFacebook、ブログを毎日更新

・月6回の病院診療

・月20冊以上の読書と書評の公開

・月2、3回のセミナー、講演活動(いずれもオリジナルで新規な内容)

 

という仕事量をこなしつつ、

 

・週4、5回のジム通い。週2本の映画鑑賞

・月15回以上の夜の会食、パーティー、イベント。話題のレストランやバーめぐり

・年100種類以上のウイスキーテイスティング

・年30日以上の海外旅行

 

と遊びの充実度も凄まじい筆者。

 

「神がかってる」と言われる程の樺沢紫苑の時間術をまとめたのがこの『神・時間術』です。

 

 

 

この本から得た気付き

 

 

朝のゴールデンタイムを活用する。

人間の集中力は、午前中は高く、午後になると低下していきます。集中力を要するタスクを集中力の低い時間帯にやってしまうと、それだけ時間が長くかかってしまいます。集中力を要するタスクは集中力の高い朝にこなすことで時間を大きく節約できるのです。

 

 

 

運動を習慣化する。

運動には集中力やモチベーションを高め、疲労を回復するすごい効果があります。運動すると体力を消耗してしまうイメージを持っている人も多いと思いますが、それは運動し過ぎの話。適度な運動をすると頭も心もスッキリし、眠りの質も良くなるので疲れがとれます。これは実際、僕もランニングを通して実感していることです。

 運動は健康やダイエットのためだけにやるものではなく、運動によって集中力をアップさせ時間を生み出すというパワーもあるのです。

 

 

 

締め切り時間を設定する

実験中、ある人が「今日はどうしても早めに帰らないといけない用事がある」と言っててんてこ舞いで実験していました。そしてその人は本当に実験を予定時間までに終わらせて颯爽と帰っていきました。これがまさに本書で紹介されている「ケツカッチン仕事術」です。ケツカッチンとは後に動かせない次の予定が入っている状態を言います。絶対的なデッドラインが設定されることで嫌でも集中せざるを得なくなり、脳でノルアドレナリンが分泌されて集中力が圧倒的に高くなります。

 

 

 

 

 

というわけで、 充実した3年生を送るための僕の今後の戦略はこうです。

 

まず朝6時に起きて登校前の勉強を習慣化すること。起きてそのまま授業に行ってもいいですが、ここで差をつけたい。一番集中力の高い時間帯に課題や予復習をこなしてしまうことで効率的に勉強するとともに、その後の授業の吸収度も格段にアップするはずです。あるいは院活のための勉強を朝活としてやるのもいいですね。

 

次に運動を習慣化します。特に実験が休みになる水曜日は必ずランニングします。これは時間術と趣味の両方を兼ねた効率的な時間の使い方。気力を回復し集中力をアップさせ時間を生み出します。

 

そして実験は目標時間を決める。ペアやグループでやるものなのでなかなか難しい部分はありますが、目標時間を設定してそれまでに帰れるようなしっかりとした準備と集中力で臨むことは自分のためにもみんなのためにもなります。

 

さてさて、忙しさにかまけて久しぶりになってしまったブログ更新ですが、この記事も「ケツカッチン仕事術」を利用して書いています。『神・時間術』の感想キャンペーンの締切は今日まで!そして、夜に映画を観る予定を入れたので18時過ぎには家をでないといけません。

 

現在時刻18時15分!!

超ギリギリですが猛烈に集中できています!!!!

 

 

あー

 

 

『神・時間術』読んで、

 

 

良かった!

 

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映画『SING/シング』(日本語吹き替え版)がめっちゃ良かった

ミュージカルアニメ映画『SING/シング』を観てきました。

 

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経営難の劇場を立て直すため、支配人(支配コアラ?)のバスター・ムーンが歌のオーディションを決行するとことから騒動が巻き起こっていきます。劇中では60曲を超えるヒット曲が登場し、音楽のエネルギーがダイレクトに伝わってきました。

 

シングのおすすめポイントや感じられたメッセージをまとめたいと思います。

 

大橋卓弥MISIAなど吹き替え版のキャストが豪華

 

ギャングの息子だが繊細な心の持ち主であるゴリラのジョニー役でスキマスイッチ大橋卓弥さん、恥ずかしがり屋な性格で歌の才能をなかなか発揮できないゾウのミーナ役でMISIAさんなど、日本語吹き替え版のキャストがとっても豪華です。ハリネズミのアッシュ役長澤まさみさんの熱唱も要チェック。

 

お気に入りはジョニーですね。ゴリラのギャングという外見と繊細な歌声のギャップ最高!

 

劇場の優れた音響設備のお陰で、まるで自分が本当にコンサート会場にいて生歌を聴いているかのような感動が味わえました。鳥肌立ちっぱなしです!この映画は映画館で観ないともったいないです。

 

 


『SING/シング』スキマスイッチ大橋さんが歌う、サム・スミスの♪「ステイ・ウィズ・ミー」

 


『SING/シング』MISIAの歌唱シーン


3.17(金)公開『SING/シング』長澤まさみが歌う「セット・イット・オール・フリー」

 

・誰もが自分を認めてほしい、自分を表現したい

 

承認欲求といいますか、自分を見てほしいという欲求は誰にでもあるものです。この映画に登場するキャラクターも皆、自分の才能を発揮して自己表現したい、そして認められたいという欲求を持っています。でも様々なしがらみの中で、そんな気持ちにフタをして毎日を生きている。本当は好きなことを思いっきりやりたいけれど、生きるためには仕方ない。そうして半ば諦めの気持ちの中、うまくいかない毎日を懸命に生きている。そこに今の自分を重ねる人は多いと思いますし、そこがこの映画の肝でもあります。

 

そんな中、ムーンが企画した歌のオーディションの知らせが舞い込むのです。

 

 

 

・しがらみをShake It Off して、ステージに上がろう

 

 

オーディションが始まっても、みんなまだそれぞれのしがらみに囚われています。家族との関係、高いプライド、失恋、そして恐怖...

 でも仲間と励まし合いながら困難を乗り越えるうちに、それらを振り払う勇気と自分の可能性を信じる力を得ていくのです。

 

クライマックスのショーの初っ端にテイラー・スウィフトの”Shake It Off"をグンターとロジータが歌ったとき、夢を諦めさせる足枷をみんなが振り払った(shake it offした)象徴のように感じました。

 

 心からやりたい事があるなら、言い訳を並べる前に、どうせ自分なんかとため息をつく前に、あらゆる足枷をShake It Off してステージに上がろう!そしてあなたの声で、あなただけの歌を歌って(SING)!

 

そんなポジティブなメッセージを、音楽の大きなパワーとともに受け取る事ができる素敵な映画でした。

 

字幕版も観たくなるからこういう映画はずるいなーー

 


映画『SING/シング』 吹替版特別予告編

 

 

 

阪大生命機能 春の学校2017に参加しました!

2017年3月16、17日と、一泊二日で大阪大学大学院生命機能研究科春の学校2017に参加してきました。
 

大阪大学大学院生命機能研究科では、今年で5回目となる春の学校を開催いたします。全国から集まった50名の学部生と、当研究科の教員や大学院生が一堂に会し、日常から解き放たれた空間で、サイエンスや研究生活についてフランクに語り合う交流会です。開催のきっかけは、当研究科の最大の特徴である、理・医・工・薬などさまざまなバックグランドをもつ研究者が集まっている世界的にもユニークな研究環境を、若い学部学生にもっとよく知ってもらい、サイエンスに親しんでもらいたいと考えたことです。これまで、のべ200人あまりの学部生が参加。有意義で楽しい時間を過ごし、大盛況となっております。

大阪大学大学院生命機能研究科 春の学校2017ホームページより)

 

 
大まかなプログラムは次のとおりです。
1日目
・みのお山荘にて集合し昼食を食べながら自己紹介
・研究室紹介
・討論のセッション2つ
・夕食を挟んで、お酒を飲みながらエンドレスで自由に議論
 
2日目
・朝食後、阪大吹田キャンパスに移動
・生命機能研究科の研究室で各自行きたいところを訪問
 
参加費は5000円。
 
今回参加していた学生は近畿の3年生が多かったですが、1年生の方、北海道や九州から来た方もいらっしゃいました。
 
 
まずびっくりしたのが旅館が豪華!!
今回このイベントで宿泊したのはみのお山荘風の杜という宿泊施設です。
 
お部屋から大阪平野を一望!
 
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この景色を眺めながら露天風呂にも入れます。お食事も美味しい。
ここに5000円で泊まれるだけでもお得感あります!
 
 
先生方は間違いなく一流の研究者ばかりです。どれくらいすごい方々かというと、もうちょっとでノーベル賞を取っていたかもしれなかった先生だけでも少なくともお二人。天皇陛下のお食事会にお呼ばれした先生も。でも権威的なものなんかに媚びてたらおもろい研究なんてできませんわ!! と言わんばかりで、威張っている先生なんて一人もいらっしゃいませんでした。大阪という土地柄なのかどの先生も喋りが本当に上手で面白い!!そして率直に学生と接してくださり、ざっくばらんに本音で語り合うことができました。
 
夕食後の自由な討論会では、テーマの決め方など真面目な話から先生の裏話まで、白熱したトークは明け方にまで及びました。3時や4時まで結構多くの先生が起きていらっしゃったのには本気を感じました。他の学生とも交流でき、自然発生的にできたグループで研究の話そっちのけで3時まで恋愛トークをしていたのはいい思い出です(笑)
 
2日目の研究室訪問では3つの研究室を回りました。生きている細胞の特定のタンパク質を光らせてその様子を特殊な顕微鏡で観察したり、脳に電極を刺したマウスを走らせて脳の神経活動をリアルタイムで測定する装置を見たりと貴重な体験でした。先生と一対一で何時間にも渡ってお話できたのも良い経験。寝不足と二日酔いでフラフラでしたが頑張っていろいろ回ってよかったなー!
 
それと、やっぱり阪大は大きいですね。研究室訪問して最初に思ったのは
 
「研究室広っ!!」
 
でした(笑)このあたりの規模感は研究費ランキングの数字を見るより実際に足を運ぶ方が100倍わかりやすいですね。
 
 
 
 
学んだこと
このような意識の高い場でも「まだ2年生なのにそこまで将来のことを考えていて偉いね」とは言われます。でもその段階はもう卒業しないといけない。第一線の研究者と学問的に中身のある議論ができるだけの勉強が全くできていないことを痛感しました。きちんと勉強もしていないのにテーマが決まらないのは当たり前。じゃあどうやって勉強したらいいのかというと、やっぱり教科書を自分で読むことなんですよね。面白いな、で終わらずにその分野の教科書を読んでみる。もちろん挫折もあるでしょうが、そこで読み通せるならそれは自分に向いている分野と言えるかもしれない。このようなアドバイスを直接先生に頂けたのは大きな収穫です。
 
全体として、研究者という自分の目標に進んでいくための大きなエネルギーを頂けたイベントでした。身の回りで学部生のうちから研究者を目指すと決めている人はあまりいないので、このような場はとてもありがたかったです。「おもろい」議論がもっとできるように勉強して、機会があればまた来年も行きたいなと思います。

ノーベル賞の取り方がわかった!? 『私の脳科学講義』 利根川進 著

利根川進先生は抗体の多様性の謎を解明し、1987年日本で最初のノーベル生理学・医学賞受賞者となりました。その後は脳科学研究の道へと進んだことは、この本で初めて知りました。現在は理化学研究所脳科学総合研究センターのセンター長でいらっしゃいます。

 

タイトルは『脳科学講義』となっていますが、著者の研究人生の歩みや考え方がよくわかる本でした。

 

 

この本から学んだこと

 

 

利根川先生がポスドク時代、自ら弟子入り志願したソーク研究所のダルベッコ博士は、1975年、がんウイルス遺伝子の研究でノーベル生理学医学賞を受賞しました。さらに、ダルベッコ博士の薫陶を受けた大学院生、ポスドクの中から、利根川先生を含めて4人のノーベル生理学医学賞受賞者が出ています。

 

ダルベッコ博士はかつて、1969年にノーベル生理学医学賞を受賞したサルバドール・ルリア博士の研究室のポスドクのでした。DNA二重らせん構造の解明で有名なジェームズ・ワトソン博士もルリア研究室の大学院生であったので、ダルベッコ博士とワトソン博士は兄弟弟子の関係になります。さらには、ポール・バーグ博士はダルベッコ研究室で行った研究がもとになってノーベル化学賞を1980年に受賞しました。

 

ルリア博士から数えて三代の間に7人のノーベル賞受賞者が輩出されたことになります。

 

このように、事実として極めて高密度にノーベル賞受賞者を輩出する系譜や集団が存在するのです。どのような先生に教わるかというのが研究人生に及ぼす影響の大きさを示唆する話ですね。ノーベル賞を取るにはノーベル賞受賞者の弟子になればいい、というわけです。(厳密には、ダルベッコ博士は利根川先生が研究室を去った4年後にノーベル賞を受賞しているので、「もうすぐノーベル賞を取りそうな人」の弟子になればいいという感じでしょうか。)

 

  • M先生の考え方は利根川進
    以前、大学でとある先生と出会ってこんな記事を書きました。実はこのとき紹介していただいた本のうちの1冊が『私の脳科学講義』でした。

     

    shota-output.hatenablog.com

     

     

    M先生は研究テーマを決める勇気の大切さを説いてくださいましたが、これは利根川進と全く同じ考え方なのです。

     

    「まず自分が一番おもしろいと思う分野を決めなさい。次に、世界を見てその分野で研究するなら誰とするのが一番いいのかを考える。そして、その人と物理的に近づく努力をする。できればその人に気に入ってもらう。」というのが利根川先生の若い学生へのアドバイスです。

     

 

  • もともと免疫学を研究するつもりはなかった

 

研究者あるあるなのですが、やはり利根川先生ももともと免疫学を研究するつもりは全くなかったわけです。

 

利根川先生はもともと京都大学工学部化学科のご卒業です。学生時代に分子生物学者になる決心を固め渡米。ある時先述のダルベッコ博士から免疫学に進まないかと勧められますが、免疫学なんて全く興味が無い。論文を読んでもてんでわからない。分子生物学者で免疫学に取り組んでいる人なんていない。それでもダルベッコ博士があまり熱心に勧めるので、先生の「大局観」を信じて免疫学の世界に飛ぶこむことを決めました。

 

その結果、分子生物学で培った思考法と研究手法を免疫学に応用し、「神の秘密」とさえ呼ばれていた謎を解明したというわけです。

 

テーマを決める勇気、一流の人に自らアプローチする勇気、そして全く違う分野に飛び込む勇気。戦略という名の必然も、出会いという名の偶然も、行動する勇気が引き寄せているのですね。

 

 

 

やっぱ研究者の人生ってどれもこれも面白いなー!